暗号化された「0713秘話」
昨夜2時まで働いたのは、東方衛視『今夜オープンマイク』の0713再就業団特集記事を仕上げるためだった。王栎鑫が俞灏明をツッコミながら明かした当時の秘話、ファンから寄せられた昔の舞台写真まで、全部まとめてzipファイルに暗号化して保存した——特集が公開される前に情報漏れするのが怖くて、習慣的に暗号化していた。
朝9時半、携帯の着信音で目が覚めた。担当編集の「30分後に特集の下書きを提出して!」という叫び声が耳に刺さる。慌ててPCを開き、zipファイルをダブルクリックした瞬間、頭が真っ白になった。
パスワードが思い出せない。
便箋帳を全部翻しても、スマホのメモ帳を検索しても、昨夜設定したパスワードの痕跡はどこにもない。「07132007」「yhmwldx」……試したパスワードは10個以上になったが、全部「パスワードが間違っています」の赤い文字が表示される。編集からの催促のラインが3本届き、手が汗をかいてマウスを握る力が強くなる。
「まさか一晩で仕上げた記事がパスワードでロックされるなんて……」隣の席の先輩が見て、「猫密網ってサービス知ってる?『ソフトをダウンロードする必要がなくて、ブラウザから直接復旧できる』し、元ファイルをアップロードしなくてもハッシュ値で対応できるから情報漏れも安心だよ」と教えてくれた。
半信半疑でサイトを開いてみると、操作は意外と簡単。zipファイルをアップロードすると、自動で解析が始まった。「多形式に対応してるし、クラウドの計算資源で高速に復旧するんだ」と先輩が補足する間、約15分でパスワードが表示された!
慌てて記事を取り出し、編集に提出。「この細かい秘話、読者が喜ぶぞ!」と褒められたとき、ようやく胸のつかえが取れた。
今では、周りのライターにも猫密網を教えている。特にエンタメ業界は情報漏れが命取りなので、『元ファイルをアップロードしなくてもハッシュ値で復旧できる』という点は本当に助かる。あのとき、このサービスがなかったら、一晩の努力が水の泡になっていただろう。